こんにちは、soraです(*^^*)
「あの人みたいに賢くなりたい」
「あの人みたいに頭の回転が速い人になりたい」
介護の仕事をしながら、何百回何千回とこんなことを考えていました。
他人と比べられていると感じてしまい、「あの人みたいになりたい」という無意味な願望に囚われていました。
当然、自信はなくなり、自分を卑下するようになりました。
あれから数年が経ち、今となってはそういうストレスに襲われることはなくなりましたが、きっと今でも拭えてはいないと思います。
それでも明らかに改善し、自分のペースで過ごせるようになったのは、紛れもなく「本をたくさん読んだ」から。
「どうにかしたい。自分を変えないと。もっと頑張らないと。」と一人涙ぐみながら過ごしていた時期、たくさん本を読んでいました。
気づけば100冊となり、気づけば200冊となり。
読みきっていない本もたくさんあります。
それでもたくさんの本と触れることで、「大切な一文」の数々と出会うことはできました。
今回伝えたい「大切な一文」は、
【あなたが憧れて見ている”あの人のあの部分”は、一見素晴らしいものに見えるけれど、その裏には弱点もある。”あの人”はその弱点に悩んでいる。そう、あなたと同じように。】
知能指数が高く、”賢い”とされている人は、どうしても知っている情報で物事を判断し、処理してしまう。その方が効率的で確実性が高いから。
頭の回転が速い人も似たようなところがあります。固定概念にとらわれて決めつけた判断をしてしまう。即決していくことが優先順位において高くなるし、即決するためには過去に経験したパターンに従うのが効果的だから。
だからこそ、見落としてしまう部分もある。
ある時から、「スピード性が求められる部分は、それが得意なみんなに任せよう。」と考えるようになりました。
13年働いていて、立場ばかりが上がっていくものの、どの職場においても僕が最年少でした。つまり、周囲のみんなが圧倒的に仕事経験も人生経験も豊富だったので、任せるべきだと考え始めました。
もちろん、僕は性格上スピードを重視しない部分があったので。
それからは「自分にできること、僕に見えることをしよう」と考え始めました。
僕が重視していたのは「穏やかさ・柔らかい雰囲気・安心感」でした。
要所要所のことはできる人に任せ、僕は全体の調和を取ることを全力でする。
こうするようになってからは、僕を含めて職場全体のメンタリティが高まり、とても雰囲気が良くて成果を上げる職場に変わっていきました。
他人に憧れること。これはつまり、「他人の長所に気づいている」ということです。
憧れは憧れで持っていてヨシ。
僕には僕の、あなたにはあなたの、誰かには誰かの強みがある。
頼って、頼られて生きていけばいい。